寒い日が続いてますね

先日の土曜と日曜は友人の早りん宅へ遊びにいってました。
まあ、特に何処かに遊びに行くといった目的では無く
駄弁ったり、ゲームしたり、テレビみたりと久々にマッタリとした
時間を過ごす。彼はゆったりとした時間を過ごすやり方がとても
上手いなぁ、と思うことしきりである。
流石、もふもふの伝道師と言われるだけのことはある!!
一泊させてもらうことになり、彼とは色々な事を話した。
彼女ができねぇとか、彼女が出来ねぇとか、
彼女が出来ねぇとか
まぁ、なんというか彼とはこうゆうアホな会話がほとんどであり、
エロスな話で盛り上がる数少ない同志なのである。
尚、彼の名誉の為に書いておくが普段は思慮深い紳士である。
はてさて、話はちょいと変わるのですが、彼の家に行く日は
雪が降っておりまして、一面銀世界といった具合でした。
雪ってすごく好きなんですよ。
なんと言いましょうか、雨は目で追えないけれど
雪なら視認できるのが好ましいというか、上手く表現できないのですが
世界がゆっくり動いているような気がしたりしません?
誰も居ない道路とか、畑が足跡もついてなかったりしたときに
そこに一歩だけでいいから自分の足跡とかつけてみたくないかい?
普段は耳につく自動車の音が聞こえず、ただ無音の音というのでしょうか、
雪のふるシンシンとした音だけが聞こえてくる。
この静寂さに実に心を惹きつけられないだろうか?
かつてドクトル・ファウストが悪魔メフィストフェレスと契約した時に
交わした契約の言葉があった。
その言葉を口にした時、メフィストファウストの命を貰うのだと。
時間よ止まれ、お前は美しい
この言葉がメフィストファウストの間に交わされた契約の終了であり、
ファウストの最後の言葉だという。
彼は落ちていく夕陽に照らされた理想の世界をみて呟いたんだそうな。
美しいと感じた一瞬を永遠に繋ぎとめておきたい、それは人間の身では
過ぎた願いなんだろうか。
肩に積もる雪を手で払いながら、落ちてくる雪に目を細める。
そして、思ってしまう。
時間よ止まれ、お前は美しい
この一瞬が永遠に続けばいいと・・・