生命は廻る、今ある世界を。生命は受け継がれる、次の世代へ。

銀色の髪のアギトを見ました。
前々から見たい!!見たい!!と連呼していたので念願かなって
漸く見ることが出来ましたw
映画の内容についてはネタバレになるので言うことはしませんが
感想というか、私見を書いておこうと思います。
この映画のテーマは“生命”の在り方であり、それを現すのが植物
という存在なのではないでしょうか?
植物をモチーフにした映画を私はあまり知りませんが
アギトにおける植物はまさに生命の起源の表れではないかと思えました。
植物は人間の誕生より前から存在しています。
それこそ、生命の中で最も古くからある生命体の一つでしょう。
しかし、植物も動物も人間も皆、生まれ、育ち、子孫を作り、朽ちる。
そんな同じ生命サイクルを持っています。
自分を形作る物は違いますが、植物も動物も人間も“生命”という
視点で捉えると全て同じもので、差はないように思えます。
生命を育む事、それは生存することよりも、次の世代へと命を繋げていく
事に真に意味があるのではないでしょうか?
アギトにおける役割はまさに、過酷な世界で生き残り繁栄を望む人間と
生命そのものを残していこうとする森、といった事のように思えます。
人間として生きる事は時に、他の存在を刈り取り、消費していかなければ
ならないでしょう。食物を刈り取り、薪を作るために木を伐採しなければ
なりません。それが悪いことだとは言いません。私も人間ですし
生きています。腹もすくし、生活するには火は不可欠ですから。
しかし、植物にしてみれば自分たちも生きていますし、次々と狩られて
いくのは恐怖でしかないですよね。普通に生活してたのにいきなり
理由もわからず殺されるみたいなもんですから。
植物が意志をもてば、かならず自衛くらいはするでしょう。
なら、相手にも意志があるなら話し合うこともできるんじゃないか?
その位置にいるのが主人公達です。
この世界では人間と植物は互いに対等な関係を目指しています。
なかなか、このような考え方は理解されないかもしれませんが
私は人間と植物が対等であるというこの世界はアリだと思っています。
これからアギトを見ようと思う人で、さらにこのブログを読んだ方は
自分なりの植物と共存する世界というのを考えてみると、この映画は
楽しめるんじゃないでしょうか?
そして、アギトの世界を好きになれたなら

銀色の髪のアギト (MF文庫J)

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銀色の髪のアギトコンプリート

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小説とガイドブックがでているので是非、読んで見てください。
映像だけでは気づかない事や、新しく気づく事があると思います。
久しぶりに何度も見たい映画にであえましたよw

me-taさんへ私信>
アギトとイグドラの件についてはブログで書くとネタバレを
さらすことになるので後日、メールにておくらせていただきますわ〜
時間があればme-taさんも一度劇場で見ておくことをオススメするよw
良い意味で刺激になる。